2017.10.18 11:49普通の出来事ペーパー加湿器の件と直接は関係のない話だ。もう、6年も前の冬のことになる。家族で栂池に行って来た。 息子が、初級コースで急にスキーをコントロールできるようになった。(まぁ、そうなって欲しい思いもあって、初級コースがだだっ広い栂池に行ったわけだが) リフトの上から下まで、転ばずに一人で普通に滑ってこれるようになったので、...
2017.10.16 10:39夏の終わり2017年の夏になっていた。これまでオフセット印刷にこだわっていたが、UV印刷に切り替えることにした。素材開発について、もはやこれ以上は甘えられぬと判断した。1mm厚の紙ならば、破れず剥がれずが実現できることは確認済みである。後は、1mm厚に印刷可能で、さらにお安いところを探すだけだ。なにしろUV印刷はお高いのだから。折り目から破れる問題...
2017.10.15 04:59帯とタスキの狭間合紙素材ははがれなかった。紙と紙を貼り合わせ、それを水に浸けているのにビクともしない。実は、これまで断られた印刷会社の中でも、1社だけ合紙を提案いただいた会社があったのだ。だが、その時は、水に浸すと伝えた瞬間に断られた。T氏によると、合紙技術は技術力の差が大きいというのか?、各社で持っている技術が異なるらしい。だが、破れてしまうようになっ...
2017.10.14 01:45Material challenger何となく、窓口で受付の人と立って話すシーンを想像し、Tシャツとジーンズで出かけたら、取締役室に通されるという、一般的なサラリーマンである私には地獄のような状況に陥った。コースター用紙の合紙によるオフセット印刷の実現案をいただいた印刷会社さんでのことだ。印刷した上で水に浸すという用途に使えるかを試すために、サンプルが必要だ。だが、今回の紙は...
2017.10.12 13:02Material Old man量産手法の件でご相談していた印刷系企業の方に素材のアイデアをいただいた。全く、どうして気付かなかったのだろうと思う。 喫茶店でたまに見る紙製のコースターは、如何にも水を吸いそうじゃないか。 早速教わった店やネットショップで何種類かのコースター用紙を購入した。 試してみると、事前に聞いてはいたのだが、思っていたより...
2017.10.10 11:54性能と満足当時、完全耐水素材+布で作成していたコレは、200ccの水をカラにするために3日を要した。 それでも自然蒸発の10倍以上ではあったので、そのようにアピールする予定だった。2017年年明け。 年末にご相談したマスコミの方にサンプルをお渡ししていたのだが、会話の中で以下のようなご意見が出た。 「思っていたよりも水を吸わない...
2017.10.08 15:00クラウドファンディング2016年末。「さらに断られる」で判明した課題「組み立ての更なる簡易化」を行うにしても、もはや画期的な進捗は望めない。あくまで息子の場合だが、当初は1つ組み立てるために2時間以上かかっていたところを、30分まで縮めた設計なのだ。差し込みの形状や長さ、組み立てる時に指を入れる場所など、とにかく少しでも「難」を感じるポイントを洗い出しては微妙...
2017.10.08 07:28さらに断られるこのペーパー加湿器の最も重要な点は、知的障がい者が一から十まで自力で組み立て可能であることだ。この点について、私は、作ったものを息子に組み立てさせて検証していた。この話を考え出した当初、お世話になっている就労支援NPOに通う子供達の中で、息子は最も作業が下手だった。その息子が組み立てられる設計が実現できるのであれば、これはもう、どの子でも...
2017.09.23 04:40断られる2016年9月には、剥がれる問題と並行して重要な出来事があった。構造も素材もデザインも揃ったと思い込み、浮かれ調子のイカレポンチだった私は、最終目標である店舗での販売について、未だ何の手も持ち合わせていない現実に気づいた。例えば、個人が経営しているオシャレな雑貨屋であれば、真っ直ぐ行って、相談すれば良い。だが可能なら、障がい児である息子ら...
2017.09.21 15:18ハガレルJbstyleさんにデザインをお願いできた後、榊原ますみさん、タンクさん、awaoawady(名前から時々誤解されるが私ではない)さんともうおひとかたにも承諾をいただくことができた。前にも書いたが通常なら謗りを免れぬむちゃくちゃなお願いを聞いていただいた。そして2016年9月。構造も素材もデザインも揃ったと思い込み、浮かれ調子のイカレポン...
2017.09.18 06:05デザインをお願いした例えば、起こったことのほぼ全てを忘れているのに、ある瞬間のことだけは妙にいつまでも思い出す。誰しもそういう古い記憶の1つや2つは持っていることだろう。いつか、私が身動きできぬほどに歳をとり、自分の名前が判らぬほどに呆けたとして、多分、あの瞬間は忘れない。Jbstyleさんに絵を描いてくれとお願いすることは、これを作りたいと思った時から決め...